こんにちは!さくごまです。
最近投資の話題をよく聞きますが、なんだか難しい話が多かったりして、最初はハードル高く感じますよね。
でも投資の知識って、本当は難しい話ばかりじゃなくて、しっかり理解すれば安心して投資を続けることができます。
この記事では、株への投資を始める前に必ず知っておきたい
「株を買うメリット」
について解説していきます。
はじめに
わかりやすく解説するよ!
最初に結論をお伝えして、その後に詳しく・わかりやすく解説をします!
はじめに"株"というのは、いろんな人からお金を集めるために、会社が作るものです。
その株を持っている人を"株主"と言います。
かた~い書き方になりますが、株をもっている人=株主は次の3つの権利がもらえます。
ポイント
- 会社が稼いだ利益を、”配当金”などの形で分けてもらう権利
- 株主が集まって会社の方針などを決める会=株主総会に参加して、方針を決める一員となる権利
- 会社がなくなってしまったときに、会社の資産を分けてもらえる権利
参考:https://www.jsda.or.jp/jikan/qa/036.html
株を買うと何が起きるの??
例えば「トヨタ自動車(以下トヨタ)」の株を買った時を考えてみます。
まずはごまこちゃんが、トヨタの株を買ったとします。
もちろん会社を自由にできるわけじゃないけど、会社の稼いだ利益の一部はごまこちゃんのものです!
株を買うと「会社のオーナーの一人になる」とよく言われます。
ここで「オーナー」というのは「持ち主」のこと。
要するに会社の持ち主の一人になる=会社の一部を自分が持っているようになる、ということです。
もっと理解しやすいよう、次にイメージ化してみます。
1つめ:会社の利益を分けてもらう権利
トヨタの株を買うと、トヨタのオーナーの一人になります。
これは、"トヨタ"って会社を小さく分けた、ミニ"トヨタ"が自分のものになるというイメージです。
イメージがこちらです。
トヨタの株を買うというのは、上の図のようにトヨタという大きな会社を、小さく分けたミニトヨタを買う、というイメージです。
このミニトヨタ、トヨタって会社のミニバージョンなので、ビジネスをしてお金を稼いでくれます。
下の図のようなイメージです。
"トヨタの株"を買うというのは、この"ミニトヨタを買う"というイメージです。
株を買うと、会社が稼いだ利益をせっせと運んできてくれます。
ただこの「利益1万円」ですが、
ポイント
- 株主(株を買ってくれた人)に渡す分
- ビジネスを続けたり、大きくしたりするために取っておく分
の2つに分けられます。
22年のトヨタは、稼いだ利益のおよそ30%を株主に配っていました。
なのでこんなイメージです。
上の図で
- 株主に渡す分 = 配当
- とっておく分 = 内部留保
と言われます。
こうやって会社の利益を分けてもらえるのが、最初に紹介した株をもっている人=株主の権利の1つめ
ポイント
- 会社が稼いだ利益を、”配当金”などの形で分けてもらう権利
です。
2つめ:株主総会に参加する権利!
トヨタの株を買うのは、トヨタのオーナー(持ち主)の1人になること、です!
株を持っている人=株主は会社の持ち主なので、会社の方針を決める権利を持っています。
そこで株主が集まって会社の方針決めるための会が開催されます。
これが株主総会です。
でも株主それぞれで持っている株の数は違うので、
- 株を多く持っている人の方が、会社の持ち主としての割合も大きい
- それなら会社の方針を決める権利も大きい!
こんな考え方になっています。
つまり、株を多く持っている人ほど会社の方針を決める権利が大きい、ということです。
このように株を買うと、会社の方針を決めるのに参加することができます。
これが2つ目に挙げた株主の権利
- 株主が集まって会社の方針などを決める会=株主総会に参加して、方針を決める一員となる権利
です。
ちなみにトヨタの発行株数は、23年3月時点で約160億!
ミニトヨタ1つ=1株とすれば、下の図のようなイメージです。
大きすぎてイメージわきにくいですが、もし100万円株を買っても、会社全体の約3000万分の1⇒発言権も約3000万分の1のレベル。。。
このように株主総会への参加の権利はありますが、発言権はとても小さいのがほとんどのケースです。
ですので、株を買うときにこの権利を意識することはほとんどありません。
つまりそこまで重要視しないで大丈夫です。
3つめ:会社がなくなったとき、資産を分けてもらう権利
会社がなくなってしまうと、当然株もなくなってしまいます。
そのとき、
- 会社には将来に向けて貯めたお金
- もっていた設備を売ったお金
が残ることがあります。
会社がなくなってしまったときには、株主はこれを分けてもらえる権利があります。
これが3つ目の株主の権利
- 会社がなくなってしまったときに、会社の資産を分けてもらえる権利
です。
でも会社がなくなるケースは、借金やビジネスがうまくいかなくなって、つぶれてしまうケースが代表的です。
こういう場合は、会社にお金が残っていることはなかなかありません。。。
もし多少残ったとしても、株主よりも、債券を買っている人などに優先的にお金が返されるので、株主にはほとんどお金が返ってこないのが普通です。
ですのでこの権利も、株を買うときに意識をすることはほとんどないです。
1番重要なのは「利益を分けてもらえる権利」
以上3つの権利を説明しました。
1番重要なのは、1つ目の
ポイント
- 会社が稼いだ利益を、”配当金”などの形で分けてもらう権利
です。
他2つの権利
- 株主が集まって会社の方針などを決める会=株主総会に参加して、方針を決める一員となる権利
- 会社がつぶれてしまったときに、会社の資産を分けてもらえる権利
は株を買うときに意識することは少ないです。
意識するのは、会社が買収する/されるといったときくらいと思います。
まとめ
以上からポイントをまとめます!
ポイント
- 株を買うのは、会社の持ち主の1人になるのと同じ!
- 株を買うと3つの権利がもらえる!
- 1番重要な権利は「会社が稼いだ利益を、”配当金”などの形で分けてもらう権利」!
ここでは株主の権利について説明しました。
でもどうして会社は、株主に利益を渡すような権利をあげているのでしょうか?
解説してる記事がこちらですので、興味ある方はぜひご覧ください!
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会社はなぜ株を発行するの? ~株主のメリットの理由~
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投資を始めてみたいという方はコチラをぜひご覧ください!
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株で儲けるってどういうこと?~インカムゲインとキャピタルゲイン~
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